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製品概要
Arduino UNO R3の8MHz版相当のTRYGEARです。
先行して発表された「TRYGEAR-AVR」の機能を維持したまま基板をコンパクト化し、ピンソケットを取り除き配線の自由度を高めています。
プログラミングで多用するスイッチ,LED,スピーカーを搭載しています。また、電源電圧が3.3Vであるため、OLED/TFTディスプレイやI2Cセンサーなどを電圧変換回路なしに接続できます。電源電圧が5V用の拡張モジュールや、シールドを接続すると壊れることがあるのでお気を付けください。
- TRYGEARシリーズの開発基板の特長を備え、Arduino UNO R3と同様ATmega328Pを搭載しています。ハードウェアの直接操作を含めArduino UNO R3で整備された教材や培ってきた知識をそのまま利用できます。
- 動作電圧は3.3Vに設定されており、近年の3.3V対応のOLED/TFTディスプレイ、センサーモジュールなどを電圧変換回路を付与せずに直接接続できます。
- 動作電圧の3.3V化に伴い、動作周波数は8MHzになっていますが、高速な演算機能を必要としない入門教育における実験・演習では、基本的に処理速度の低下は問題となりません。
- Arduino言語(C/C++)が使用できます。Arduino UNO R3/R4同様、Python(CircuitPython/MicroPython)は使用できません。

■ オンボード・インターフェース
Arduino UNOに対し拡張されている機能を以下に列挙します。
- タクトスイッチ x3
- 圧電スピーカー
- LED x3
- RCサーボ端子 x2
- OLEDディスプレイ端子
- TFTディスプレイ端子
- I2C端子 x2
■ 開発の背景:演習成果を、そのまま実機へ広く展開するための「コンパクトな基板」
大学の工学部や高専の電子情報系学科において、C/C++言語を用いた内部レジスタを直接操作するハードウェア制御・低レイヤ教育の多くは、依然として「Arduino Uno R3」をベースに構築されています。長年培われた講義資料やサンプルコード、トラブルシューティングのノウハウは、教育現場にとって計り知れない価値(資産)です。
マイクロファンでは、これらの資産をそのまま継承し、毎回繰り返される基本的な入出力の配線の時間や労力を排除し、さらに、従来の5V駆動ボードが抱えていた3.3Vのセンサーや表示デバイスとの接続難(冗長なレベルシフタが必要)を解消することで、即座に本質的な学びに進める継承モデル「TRYGEAR-AVR」を先行発売しています。
しかしながら、「TRYGEAR-AVR」を使用した演習で得られたプログラムやノウハウを、ロボットや計測装置などの実機に組み込んで「広く展開(実用化)」しようとする際に、新たな壁が立ちはだかります。演習用のボードサイズや固定されたピンソケットの高さが筐体空間を圧迫し、配線の取り回しの自由度が制限されてしまいます。
そこで、TRYGEAR-AVRで確立された「Arduino Uno R3互換」「基本入出力搭載」「3.3V駆動」「センサーや表示デバイスをコネクタで簡単に接続利用可能」という優れた機能性を100%維持したまま、実機実装に求められるコンパクトさと配線の自由度を追求した「TRYGEAR-CORE AVR」を開発しました。
■ 「TRYGEAR-CORE AVR」の特長と活用法
「TRYGEAR-AVR」から引き継いだ強力な基本性能(共通特長)
【配線なしで即座に学べるオンボード機能】 基板上にはスイッチ、LED、圧電ブザーなど主要な入出力が最初から搭載されています。このため、Arduino NANOなどの最小マイコン基板へ移行した際に発生しがちな、「テスト用のスイッチやブザーの回路を別基板に作り直す」という面倒な手間や配線の複雑化が一切ありません。実機に組み込んだ後でも、追加回路なしでボタンによるモード切り替えや、圧電スピーカーによる警告音の実装がそのまま機能します。
【3.3V駆動で最新デバイスと直結】 信号線がすべて現代のスタンダードである3.3V仕様のため、ロボットの姿勢を取得する加速度センサーや、ステータスを表示するTFT/OLEDディスプレイなどを電圧変換回路なしで直接接続可能です。
【専用端子接続で最新デバイス搭載もスマートに】 様々なセンサーやTFT/OLEDディスプレイは、複雑な配線をすることなく専用端子に接続するだけで、安全かつ手軽に利用できます。


【高い拡張性と資産の継承】 自ら自由に配線したければオンボード入出力による端子の専有にとらわれず、Arduino Uno R3同様の配線拡張が可能なように設計されています。さらに、内部レジスタの操作も含め、世界中で広く培われてきたArduino Uno R3用の既存の講義資料や教材、サンプルコードがそのまま100%活用できます。
「CORE」ならではの省スペース性と自由な実装設計(CORE AVRの特長)
【TRYGEAR-AVRと同じ機能性を小型化】 「TRYGEAR-AVR」が持つ上記の優れた機能性や回路構成を一切損なうことなく、組込みに特化して無駄を削ぎ落としました。
【ピンソケット排除でボード高さを半分に】 基板表面のピンソケット類や大型のDCジャックを排したことで、ジャック全高を含めて約15mmあった厚みをわずか約7mmと半分以下にまで薄型化。端子の配線方法(直接はんだ付け、裏面実装など)も完全に自由になりました。
【基板幅を14mm縮小】 外周のピンソケットスペースを取り除いたことで、基板の横幅を14mmも大幅にスリム化しました。

【無駄を排した「回路と筐体のシンプル化」が、実機を軽量化・堅牢化】 この徹底的な物理的ダウンサイジングに加え、3.3V駆動が真の威力を発揮します。従来の5Vボードで必須だった「信号の電圧変換IC(レベルシフタ)や分圧抵抗」といった中継用の余分な回路が一切不要になるため、最新センサー類をダイレクトに最短距離で直結可能です。これにより、中継回路とそれらを挟むことで発生していた何本もの冗長な配線の引き回しが消え去り、配線が占有するスペースを最小化できます。この「コンパクト基板 × 電圧変換に起因する余計な回路・配線の完全排除」という二重の相乗効果により、3Dプリンタ製の薄型筐体やロボコンの小型シャーシ内部へピッタリと美しく収めることができます。
さらに、配線自体を最小限に抑えることで、実機組込み機器で問題となる「振動によるワイヤー抜けトラブル」を根本から防止。機器全体の軽量化と堅牢性を実現し、限られた筐体空間を100%コアな機能のためにフル活用させることができます。
製造コストを逆手に取った「低価格」の実現
TRYGEAR-AVRなど一般的な開発ボードの価格が少し高めに見える大きな要因は、実は「ピンソケット」そのものの部品代だけでなく、製造工程における「1ピンあたりいくら」というスルーホールへの「はんだ付け工賃」が大きく影響しているためです。 「TRYGEAR-CORE AVR」では、ピンソケット類を未実装にすることで、この製造コストをカット。TRYGEAR-AVRと同等の強力な処理能力・オンボード機能を維持しながら、低価格を実現しています。
自分ではんだ付けを楽しむ、大学・高専等の「小型エコノミー版」
特に大学の研究室や高専、工業高校など、「はんだ付けの技術習得をいとわない」「自分たちでカスタマイズしたい」という教育現場において、本製品は最高の教材となります。 別売りのピンソケットを用意し、ユーザー自身で丁寧にはんだ付けを行うことで、限られた予算の中でも機材を低コストで一括導入可能です。 さらに、好みのピンソケット(例:存在感を放つレッドソケットなど)を実装すれば、学生自らの手で組み上げた、コンパクトで愛着の湧く「高性能ミニマム開発ボード」が完成。自作の喜びを通じて、その後のプログラミングや実験に対する学習意欲を大幅に高めます。

プログラミング
Arduino IDEのボード選択では、[ツール]->[ボード]->[Arduino AVR Boards]から[Arduino Pro orPro Mini]を選択してください。すると[ツール]メニューの下の方に[Processor: xxxx]というメニューが出てくるので、[ATmega328P (3.3V, 8MHz)]を選択してください。
回路図

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