TRYGEAR-CORE-RP2350A

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製品概要

TRYGEAR-DASH/LITE-RP2350Aの組込みモデルで、基板が小型化されており、ピンソケット/ピンヘッダーが実装されていません。TRYGEAR-DASH/LITE-RP2350Aを利用した開発成果をROBOTなどに組込む際に利用できます。また、必要なソケットを両者が取り付ければ、エコノミーなTRYGEAR-LITE-RP2350Aとして利用できます。

Raspberry Pi財団の最新マイコン「RP2350A」と8MBのFlashを搭載しています。Arduino UNOの形状とコネクタ配置に準拠し、プログラミングで多用するスイッチ,LED,スピーカーを搭載しています。また、電源電圧が3.3Vなので、多くのOLED/TFTディスプレイやI2Cセンサー、デバイスなどを電圧変換回路なしに接続できます。

■ MCU・メモリ仕様

  • MCU: Raspberry Pi RP2350A (Dual Cortex-M33 / Hazard3 RISC-V @ 最大150MHz)
  • FPU: ハードウェア単精度浮動小数点演算ユニット(FPU)内蔵
  • 内蔵RAM: 520KB (SRAM)
  • 外部FLASH (ROM): 8MB (QSPI接続)

■ オンボード・インターフェース

基板には下記の入出力やコネクタが搭載されており、ブレッドボードなどでの配線なしに多彩な実験を行えます。

  • タクトスイッチ x3
  • 圧電スピーカー
  • LED x3
  • RCサーボ端子 x2
  • OLEDディスプレイ端子
  • TFTディスプレイ端子
  • I2C端子 x2 (1つはアナログ端子と共用)

■ 開発の背景:机の上の「演習」から、実社会を動かす「実装」へ

発展的な課題研究に不可欠な、組込みに適した「高いスペース効率」

高等学校「情報I」の必修化に伴い、マイコンボードを使った基礎的なプログラミング演習への取り組みが増えつつあります。しかしながら、生徒たちが「学んだ成果を活かして自律移動ロボットを作りたい」「スマートホームの試作機を作りたい」といった発展的な探究学習や課題研究(STEAM教育)へとステップアップする際、新たな壁に突き当たります。 机の上の演習用ボードは扱いやすさを重視して大きく作られているため、限られた空間(ロボットのシャーシ内や3Dプリンタで制作した極小の筐体内)に収めることが困難です。実社会に即した「ものづくり」へと学習を発展させるためには、何よりもまず、厳しい空間的制約をクリアできる「組込みに適したコンパクトな基板(優れたスペースファクタ)」が不可欠となります。

小型化されても「開発成果を100%継承できる共通性」の必要性

一般的に、基板を小型化しようとすると、安価で最小限の機能のマイコン単体ボード(Raspberry Pi Pico2など)へ移行せざるを得ませんでした。しかしながら、これでは開発時に活用していたインジケータやスイッチ、センサー接続用のインターフェースが失われ、別基板での再構築や面倒な配線という「本質ではない手間と動作不安定」を招いていました。 限られた時間内で生徒たちの探究心を途切れさせず、安全かつ発展的に応用開発へ移行するためには、基板がコンパクトになろうとも、「開発時と同じコードがそのまま動き、同じ性能・同じペリフェラル・同じ使い勝手を維持したままシームレスに移行できる共通性」を持ったハードウェアの存在が強く求められていました。

■ 「TRYGEAR-CORE RP2350A」の特長と活用法

幅14mm縮小・厚み半分以下!組込みに最適な省スペース設計

本製品は組込み用途での「スペースファクタ(空間利用効率)」を高める設計を行っています。 大型のDCジャックやMicroSDスロットを排し、外周のピンソケットを取り除いたことで、基板幅はDASH比で14mmも小型化。さらに、DASHではDCジャックやピンソケットの全高および裏面のリード線足を含めて約15mmあった厚みが、COREではわずか約7mmと半分以下にまで薄型化されました。3Dプリンタで出力した薄型のオリジナル筐体や、1分1秒を争うロボットコンテストの極小のシャーシ内にも、デッドスペースを作ることなく美しくスッキリと収まります。

開発時の入出力をそのまま実機へ!トラブルフリーな組込み移行

これほど小型・薄型でありながら、基板上にはDASHモデルと同様「スイッチ」や「LED」、さらには「圧電スピーカー」がオンボードで搭載されています。 Raspberry Pi Pico 2などの最小マイコン基板へ移行した際に発生しがちな、「テスト用のスイッチやブザーの回路を別基板に作り直す」という面倒な手間や配線の複雑化が一切ありません。実機に組み込んだ後でも、追加回路なしでボタンによるモード切り替えや、圧電スピーカーによる警告音の実装がそのまま機能します。さらに、ロボットの姿勢を取得する加速度センサーは「I2Cソケット」へ、ステータスを表示するTFTディスプレイも複雑な配線なしでダイレクトかつ安定して接続可能です。

製造コストを逆手に取った「低価格」の実現

DASHなど一般的な開発ボードの価格が少し高めに見える大きな要因は、実は「ピンソケット」そのものの部品代だけでなく、製造工程における「1ピンあたりいくら」というスルーホールへの「はんだ付け工賃」が大きく影響しているためです。 「TRYGEAR-CORE RP2350A」では、ピンソケット類を未実装にすることで、この製造コストをカット。MicroSDスロットは非搭載となりますが、DASHと同等の強力な処理能力・オンボード機能を維持しながら、低価格を実現しています。

自分ではんだ付けを楽しむ、大学・高専等の「小型エコノミー版」

特に大学の研究室や高専、工業高校など、「はんだ付けの技術習得をいとわない」「自分たちでカスタマイズしたい」という教育現場において、本製品は最高の教材となります。 別売りのピンソケットを用意し、ユーザー自身で丁寧にはんだ付けを行うことで、限られた予算の中でもクラス全員分、あるいはプロジェクト全員分の機材を低コストで一括導入可能です。 さらに、好みのピンソケット(例:視認性の高いイエローソケットなど)を実装すれば、学生自らの手で組み上げた、コンパクトで愛着の湧く「高性能ミニマム開発ボード」が完成。自作の喜びを通じて、その後のプログラミングや実験に対する学習意欲を大幅に高めます。



プログラミング

プログラミング言語として、Arduino(C/C++), CircuitPython, MicroPythonを使用できます。


回路図


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