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TRYGEARの紹介
電子工作、情報教育、プロトタイピングなどで広く使用されているArduino UNOの形状やコネクタ配置に準拠した新世代の開発基板シリーズです。
多くの試作、演習で使用されるスイッチ、LED, 圧電スピーカーなどの基本的な入出力やTFT/OLEDなどのディスプレイ、RCサーボなどの接続コネクタを基板上にあらかじめ搭載しており、Lチカ後の絶壁をこえ、TRYGEARのみで様々な実験を行えるように設計されています。また、開発基板の稼働電圧が主張な外部モジュールの稼働電圧と同じ3.3Vなので、センサーやTFTディスプレイなどの多様な外部モジュールをレベル変換回路なしで直接接続し、試作や実験の世界を大きく広げることができます。
核となる開発基板に加え、多彩な実験や開発に活用できる、気温、湿度、気圧、明るさ、加速度などのセンサーモジュールやLEDマトリックス表示用などの拡張基板なども整備しています。これらのモジュールや拡張基板は、開発基板に直付けできるように設計されており、面倒な配線を必要としません。
TRYGEARシリーズは搭載するMCUや機能の違いで複数の基板がありますが、その標準的な基板構成となるDASHクラスの基板上の入出力等の配置例を以下に示します。

TRYGEARに装備されている標準的な入出力機能と配置を紹介します。
- タクトスイッチ x3 (SW1-SW3): 基板の右端上部に配置されています。
- LED x3 (LED1-LED3): 基板の中央から左の上下部分に配置されています。
- 圧電スピーカー (SPK1): 基板の中央の少し左上に配置されています。
- MicroSDソケット (SD1): 基板の右端中央に配置されています。
- RCサーボ端子 x2 (CN2,CN3): 基板の下端左側に配置されています。
- OLEDディスプレイコネクタ (CN5): 基板の中央上部に配置されています。
- TFTディスプレイコネクタ (CN4): 基板の中央下部に配置されています。
- I2Cコネクタ x2 (1つはアナログコネクタと共用)
LITEやCOREモデルでは、MicroSDが省かれています。
プログラミングには、Arduino言語(C/C++)に加え、メモリ搭載量の大きな開発ボードでは、CircuitPython/MicroPythonが使用できます。ArduinoではTRYGEAR.h, CircuitPythonでは trygear.pyと呼ぶ互換ファイルを用意しており、これを利用してプログラミングすることで、開発基板ごとに異なるMCUのピンの名称や配置を基本的に意識することなく、TRYGEARシリーズ内での互換性の高いプログラムを作成することができます。
TRYGEARシリーズのラインナップ
機能拡張モデル
TRYGEARシリーズのフラグシップモデルとなる機能拡張基板です。
標準モデルDASHの機能に加え、TV/モニタへの映像出力機能を拡張した基板と、WiFiによるネットワーク機能を拡張した基板があります。
| CLASS | MCU | CLOCK | FLASH | RAM | PSRAM | FUNC | 機能拡張 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| VIZ | RP2350B | 150M | 16M | 520K | - | TV/モニタ出力 USBホスト機能 | |
| NET | ESP32-S3 | 200M | 8M | 500K | 8M | WiFiネットワーク機能 |


標準モデル
TRYGEARシリーズの中核となる標準的な開発基板です。
| CLASS | MCU | CLOCK | FLASH | RAM | PSRAM | FUNC | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| DASH | RP2350A | 150M | 8M | 500K | リファレンス基板 | ||
| DASH | RP2040 | 135M | 8M | 260K | |||
| LITE | RP2040 | 135M | 4M | 260K | |||
| DASH | STM32H563 | 250M | 1M | 640K | CAN | 高速 | |
| DASH | STM32H503C | 250M | 128K | 32K | CAN, OPAMP | 高速 | |
| DASH | STM32G0B1C | 64M | 128K | 144K | CAN | ||
| WAVE | STM32G474C | 170M | 128K | 128K | CAN, OPAMP | アナログ機能強化 |


MIGRATIONモデル
| CLASS | MCU | CLOCK | FLASH | RAM | PSRAM | FUNC | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| AVR | ATmega328P | 8M | 32K | 2K | - | ||
| STACK |
Arduino UNO R3のレジスタ操作なども含めたプログラムや教材を引き続き活用したい場合には、UNO R3と同様にATmega328Pを使用したTRYGEAR-AVRを使用することにより、ソフトウェア資産の活用と発展的な応用に取り組むことができます。

TRYGEARの操作性や利便性を活用したいが、すでにArduino UNO R3/R4が手元にあり、それを引き続き利用したい場合には、UNO-TRYGEAR-STACKを使用して、お手元のArduino UNO R3/R4をTRYGEAR相当の開発基板に変身させることができます。

APPLICATION
| CLASS | MCU | CLOCK | FLASH | RAM | PSRAM | FUNC | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| CORE | RP2350A | 150M | 8M | 520K | |||
| CORE | RP2040 | 135M | 4M | 260K | |||
| CORE | STM32H503C | 250M | 128K | 32K | CAN, OPAMP | ||
| CORE | STM32G0B1C | 64M | 128K | 144K | CAN | ||
| CORE | STM32G474C | 170M | 128K | 128K | |||
| CORE | ATmega328P | 8M | 32K | 2K |
TRYGEARの拡張モジュールFUNX




TRYGEARの関連開発ボード
| CLASS | MCU | CLOCK | FLASH | RAM | PSRAM | FUNC | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| DVI | RP2350A | 150M | 8M | 500K | |||
| MINI | STM32H503C | 250M | 128K | 32K | CAN, OPAMP | ||
| MINI | STM32G474C | 170M | 128K | 128K | CAN, OPAMP | ||
| NANO | STM32G0B1K | 64M | 128K | 144K | CAN | ||
| NANO | ATmega328P | 8M | 32K | 2K |