ライブラリ概要

NeoMatrixライブラリは、マトリックス状に配置されたNeoPixelカラーLEDを制御するためのライブラリで、NeoPixelライブラリの上に構築されています。また、Adafruit_GFXライブラリと組み合わせて使用し、Adafruit_GFXのAPIを使用して、TFTディスプレイ上に文字列や図形を表示するのと同様に、NeoPixelのLEDマトリックスに表示を行うことができます。

ライブラリのインストール

NeoMatrixライブラリは、Arduino IDE のライブラリライブラリマネージャを利用して簡単にインストールできます。

ライブラリマネージャの検索フィルタに[NeoMatrix] を入力して絞り込むと、NeoMatrix用のライブラリが複数列挙されます。ここでは、[Adafruit NeoMatrix by Adafruit] とタイトルが付けられているライブラリのインストールボタンを選択してインストールします。

ライブラリの利用

ライブラリがインストールされると、メニューバーの[ファイル] ) [スケッチ例]を選択すると、インストールされたNeoMatrix ライブラリに関する項目が追加されていることがわかります。その項目を選択すると、いくつかのデモプログラムが表示されます。

ライブラリのテストとしては、LEDマトリックスに文字列をスクロールさせるシンプルなmatrixtestを動かしてみます。スケッチを開いたら、10行目あたりのLED_PINを制御用信号の出力ピン番号に、40行目当たりのAdafruit_NeoMatrix() の第一引数にLEDマトリックスの横軸のピクセル数、第二引数を縦軸のピクセル数を設定します。さらに、残りの引数にLEDマトリックスの信号線の接続の並びを示す情報と、NeoPixelの制御法に関する情報を設定します。

以下に、いくつかの設定例を示します。

ESP8266-LEAF-R5に8×8のカラーLEDマトリックスを接続した場合

ESP32-PIXELの場合

#define PIN 15
#define mw 18
#define mh 8
Adafruit_NeoMatrix matrix = Adafruit_NeoMatrix(18, 8, PIN,
  NEO_MATRIX_TOP  + NEO_MATRIX_LEFT +
  NEO_MATRIX_ROWS + NEO_MATRIX_PROGRESSIVE,
  NEO_GRB         + NEO_KHZ800 );