ライブラリの概要
赤外線リモコンを作成するためのライブラリとしてIRremoteESP8266ライブラリがあります。IRremoteESP8266はESP32とESP8266を対象とした赤外線リモコン用ライブラリで、ArduinoUNOなどで使用できるIRremoteから派生して開発されたライブラリです。
IRremoteESP8266は、赤外線リモコン信号の受信機能と送信機能を持っています。
ライブラリのインストール
IRremoteESP8266ライブラリは、Arduino IDE のライブラリライブラリマネージャを利用して簡単にインストールできます。
ライブラリマネージャの検索フィルタに[IRremoteESP8266] を入力して絞り込むと、現時点ではRremoteESP8266のライブラリが1つだけ表示されます。このライブラリのインストールボタンを選択してインストールします。
ライブラリの利用
ライブラリがインストールされると、メニューバーの[ファイル] ) [スケッチ例]を選択すると、インストールされたIRremoteESP8266ライブラリに関する項目が追加されていることがわかります。その項目を選択すると、いくつかのデモプログラムが表示されます。
受信機能テスト
ライブラリの受信機能テストとしては、受信コードの解析と表示を行うIRrecvDumpV2がよいでしょう。スケッチを開いたら、45行目あたりのkRecvPinを赤外線受光器からの入力ピン番号に設定します。スケッチをコンパイルして動かし、受光器に向けて赤外線リモコンのボタンを押すと、そのボタンにより出力された赤外線の解析結果がシリアルモニタに表示されます。
以下に、いくつかの設定例を示します。
ESP32-PIXEL, ESP32-LEDPRO, ESP32-ROBO
const uint16_t kRecvPin = 39;