REDUINOシリーズ用とCLCD-BOOSTER用のドットマトリックスLED表示器用ライブラリです。REDUINOシリーズとCLCD-BOOSTERのサポートソフトウェアとしてご提供いたします。

redDML:ドットマトリックスLEDライブラリの利用例
対応プラットフォーム
ダウンロードは、このページの下の方からどうぞ。
redDMLライブラリの概要
redDMLは、REDUINOシリーズとCLCD-BOOSTERを対象としたドットマトリックスLED表示ライブラリです。redDMLを利用すると、ハードウェアの詳細やダイナミック表示の定期的な更新作業を気にせず、ドットマトリックスLED表示器を簡単に利用することができます。
特にREDUINO-SPやREDUINO-GHOSTに対しては、単にドットマトリックスLED表示器のサポートに留まらず、タクトスイッチやLEDアレイに対するサポートも含まれており、基本的かつ包括的なライブラリとなっています。
機能概要
- ドットマトリックスLED表示器の表示機能
- 割り込みを利用したダイナミック表示の自動表示更新処理
- REDUINO-SPのLEDアレイの表示機能
- REDUINO-SPとREDUINO-GHOSTのタクトスイッチ読み取り機能
技術的制限事項
redDMLライブラリは、ダイナミック表示処理を自動化するために、TIMER2とその割り込みを利用しています。したがって、redDMLライブラリを使用する場合には、下記の機能やライブラリを使用しないようにしてください。
- TIMER2を利用するPWM機能:デジタル3,11ピンのanalogWriteなど
- TIMER2を利用する他のライブラリ:例えばMsTimer2など
redDMLライブラリは、TIMER2を利用して2ms間隔で割り込みを発生させ、ダイナミック表示の更新処理や、タクトスイッチの読み込み処理などを行っています。
redDMLライブラリの利用法
redDML()コンストラクタを利用してライブラリの初期化を行います。初期化例を以下に示します。
- redDML dml = redDML(REDUINO_VALKYRIE) ;
ドットマトリックスLED表示器に対する操作は、ライブラリの初期化で得られた変数(この場合にはdml)を利用して行います。
redDML()コンストラクタの引数には、下記の値を指定することができます。
- REDUINO_SP
- REDUINO_VALKYRIE
- REDUINO_GHOST
- CLCD_BOOSTER
redDML()コンストラクタは、引数で指定されたプラットフォームにあわせて利用するI/Oピンの設定やTIMER2の設定などを自動的に行います。
- clear()
ドットマトリックスLEDのすべてのドットを黒色(非点灯)にします。
- plot(x, y, color)
x、yで指定されたドットにcolorで指定された色を表示します。
x, y で指定する座標の原点は左下で、(0, 0)となります。
colorは、以下の種類を選べます。
- DML_DOT_BLACK:黒色(非点灯)
- DML_DOT_RED:赤色
- DML_DOT_GREEN:緑色
- DML_DOT_ORANGE:だいだい色
- ledWrite(value)
valueで与えられた数値の下位の2進数8桁のビット値をLEDアレイに表示します。
LEDアレイは、右側が下位ビット、左側が上位ビットとなります。
- ledWrite(bit, value)
LEDアレイのbitで指定されるビット値をvalueに設定し、表示に反映させます。
- ledRead()
現在LEDアレイに表示されている8ビット値に対応した値を返します。
- ledRead(bit)
現在LEDアレイに表示されている値のbitで指定されるビットの値を返します。
- swRead(sw)
swで指定されたタクトスイッチの値を返します。
0はsw1、5はsw6に対応し、スイッチが押されている場合にHIGH、そうでない場合にはLOWを返します。
swRead()が返す値は、swRead()が呼び出された時のスイッチの状態ではなく、TIMER2による割り込み処理で、16msもしくは20ms間隔で読み込まれたスイッチの状態です。
redDMLライブラリパッケージ
ライブラリパッケージをダウンロードして解凍し、redDMLフォルダをarduinoパッケージのhardware\librariesホルダにコピーしてご利用ください。