サポートチップと制限

フリーウェア版であるPICC-Liteでは、製品版に比べるといくつかの制約があります。

  • 下記の表にリストアップされたチップのみで利用可能
  • プログラミング用のフラッシュやデータ用のSRAMの利用できる容量に制限がある
  • ライブラリのソースコードが提供されない
  • floatやlongの出力が出来ない

これらの制約が現実的な制約にならないのであれば、PICC-Liteは商業的利用も含め許されているため、非常に魅力的なCコンパイラといえるでしょう。日本では情報が少ないなどの理由で利用者が少ないようですが、無償で提供されている高機能Cコンパイラを積極的に活用してみませんか。

MCU 制限 ファミリー ブルーアドバンス レッドインパクト
PIC12シリーズ 制限なし
PIC12F629 制限なし PIC-PICO-1S, PIC-OCT-1S
PIC12F675 制限なし PIC-PICO-1S, PIC-OCT-1S
PIC16C84 制限なし
PIC16F627 2 RAMバンク
PIC16F684 1KWフラッシュ、1 RAMバンク PIC12F683 PIC-PICO-1S, PIC-OCT-1S
PIC16F627A 1KWフラッシュ、2 RAMバンク PIC16F628A, PIC16F648A PIC-DEV-648R PIC-PICO-2S, PIC-OCT-3S
PIC16F84A 制限なし
PIC16F690 2KWフラッシュ、2 RAMバンク PIC-DEV-690RL, PIC-DEV-690R PIC-GAME-4S
PIC16F877 2KWフラッシュ、2 RAMバンク
PIC16F877A 2KWフラッシュ、2 RAMバンク PIC16F876A PIC-GAME-2S
PIC16F887 2KWフラッシュ、2 RAMバンク PIC16F886 PIC-DEV-886RL PIC-GAME-2SX
PIC16F917 2KWフラッシュ、2 RAMバンク

表を見ると、利用できるチップがかなり限定されているようにも見えますが、趣味の電子工作的な観点から言うと、8PIN,14PIN,18PIN,20PIN,28PIN,40PINのPICの主要どころを押さえているのではないでしょうか。

  • PIC-GAME-2SXに搭載されているPIC16F886Aは、PICC-LiteでサポートされているPIC16F887を選択してプログラミングおよびコンパイルを行うことが出来ます。ただし、利用できるプログラム用フラッシュは、2KWに制限されます。
  • PIC-GAME-2Sに搭載されているPIC16F876Aは、PICC-LiteでサポートされているPIC16F877Aを選択してプログラミングおよびコンパイルを行うことが出来ます。ただし、利用できるプログラム用フラッシュは、2KWに制限されます。
  • PIC-PICO-2SおよびPIC-PICO-3Sに搭載されているPIC16LF628Aは、PICC-LiteでサポートされているPIC16F627Aを選択してプログラミングおよびコンパイルを行うことが出来ます。ただし、利用できるプログラム用フラッシュは、1KWに制限されます。
  • PIC-PICO-1SおよびPIC-OCT-1Sに搭載されているPIC12F683は、少し手をかける必要がありますが、PICC-LiteでサポートされているPIC16F684を選択してプログラミングおよびコンパイルを行うことが出来ます。ただし、利用できるプログラム用フラッシュは、1KWに制限されます。